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人物紹介


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動画本編


Zack Kass(ザック・カス): 元OpenAI Go To Market(市場進出戦略 ) 責任者。

https://www.youtube.com/watch?v=ujmN9v0JRMM

2023年10月26〜27日収録(どちらか不明)

ザック・カス氏の紹介


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司会: 次のスピーカーをご紹介する前に、彼は人生の14年を人工知能に捧げてきたことをお伝えしたいと思います。 彼の使命は基本的に、人工知能の研究を、大企業や中小企業だけでなく、地方自治体や日常生活でも使えるような、具体的なビジネスに変えていくことです。 私たちは今、岐路に立っています。今や誰もが「AI、AI」と聞いています。 私たちはAIの岐路に立っていると同時に、AIをビジネスの実用的な世界に変換する岐路にも立っています。 これ以上待たずに、アドバイザーでありAIの専門家であるザック氏を次のスピーカーとしてご紹介したいと思います。 彼には洞察を与えていただきます。

ザックさん、ありがとう。ようこそ。 ザック・カスは、テクノロジーとAIの分野で真に先見の名を持つ人です。 ザックは14年間、AIイノベーションの最前線でAIの分野で働き、業界に波紋を投げかけてきました。彼の最近の役割は、OpenAIで Go to Market(市場進出戦略)の責任者として、販売、パートナーシップ、顧客の成功を率いることでした。 ザックは業界のリーダーであるだけではありません。 彼は高度なAIソリューションの第一人者です。 複雑なコンセプトを簡単に説明できるという才能を持ち、ビジネスのリーダー達が未来に備えたビジネスを構築するのを支援しています。

彼はただの技術者ではなく、 より安全にAIを採用していくことを推奨し、世界を前進させるというミッションを掲げています。 ビジネスが繁栄し、誰もがその恩恵を受けることができるAI主導の未来を思い描いています。 革新と進歩、より明るい未来の代名詞であるザック・カスさんに、大きな拍手でお迎えください。 ザック・カスさん、本当にありがとうございます。

AGIに向けて - Towards AGI -


ザック: さて、ここにいられて本当に嬉しいです。 私は今日、AIについて少しお話ししたいと思います。 しかし同時に、未来において人間であること、ビジネスを構築することの意味についても語りたいと思います。 それを、私たちがどこにいて、これからどこに向かうのか、そして皆さんがどのように準備できるのかという観点からお話ししたいと思います。

私のことを少し紹介させてください。 私はAIの分野で14年を過ごし、直近ではOpenAIで Go to Market(市場進出戦略)の責任者を務めていました。 そこで、非常に深遠な方法で未来を垣間見ることができました。 そして、本当に重要なことに気づいたのです。 それは、AIが私たちの生活に非常に興味深い方法で浸透し始めているにもかかわらず、ほとんどの人々はAIについてあまり知らないということです。 さらに、AIについて知っている人々は、AIが彼らにどのような影響を与えるかについて、十分な理解なしに多くの決定を下しているのです。

「AIが人類を滅ぼす」「AIが私の仕事を奪う」「AIは史上最高の発明だ」と言う人は多くいます。 しかし、なぜそう思うのかを明確に説明できる人は少ないのです。 私は、人々が実際に知るべきことについて話すために、世界中で時間を過ごす必要があると気づきました。 そうすれば、人々は興味深い意見を形成することができるでしょう。 これが、私がこの旅に出る理由の一端です。

私はこの講演を『AGIに向けて(Towards AGI)』と呼んでいます。 AGIは、人工汎用知能(Artificial General Intelligence)を表しています。 それは、ある時点でAIが非常に優れたものになり、とても賢くなり、新しい科学的な進歩を自ら発明するのを助けるようになるという理論です。 つまり、AIがAIを教えるという閉じたループが形成されるのです。 この理論をさらに推し進めてみれば、どのようなことが起こるか想像できるでしょう。 それは多くの点で超知能の一形態になります。 そして、AGIはもはや遠い未来の理論ではありません。 私は、AGIがかなり興味深く、近い将来の考え方であることを示唆するいくつかの議論をするつもりです。

さて、まず議題からです。 歴史の教訓として、私たちはどこにいるのでしょうか? 私たちはどのようにして、ここにたどり着いたのでしょうか? 哲学的な旅として、私たちはどこに向かっているのでしょうか? これは私の意見です。 皆さんには、少なくとも一部には異論があるかもしれません。 しかし、それはあなた方にいくつかのアイデアを与え、どこかで基礎を築くことになるはずです。 そして、どのように準備できるでしょうか? これは、ビジネスオーナーとしてだけでなく、興味のある技術者としてだけでなく、この地球に生きる人間としての皆さんへの私の呼びかけです。 なぜなら、私たちが準備しなければならない変化がたくさんあると思うからです。

さて、私たちはどこにいるのでしょうか? 私はこれをどこに向けるべきか考えなければなりません。 私たちは人類の歴史の中で最も重要な産業革命の瀬戸際にいます。 それはもう目前であり、はっきりとそう断言できます。 火、車輪、水道、インターネット - これらは人類の歴史上、私たちの種を大きく前進させた画期的な瞬間でした。 しかし、これから起こることは比べものになりません。

これを少なくとも理論的に証明する思考実験があります。 もし現代社会について洞窟人に説明しなければならなかったらどうでしょう? おそらくインターネットや現代社会全体について「説明できない」と答えるはずです。 では、1900年代の人に現代社会やインターネットについて説明する必要があったら? 同じようにとても苦労するでしょう。

つまり、1900年の人々が持つ世界の理解度は、私たちが持つ理解度よりも、1、2、5万年前に生きていた人々の理解度に近いかもしれないということです。 人類は150年ほど前から加速度的な発展を続けており、その勢いが衰える理由はありません。 私たちが誰一人として理解できないような、はるかに先にある信じられないような地点に向かって進んでいると信じるに足る理由があるのです。

だからこそ、将来の人が説明するのに苦労するようなことを、今から考えておくべきなのです。 なぜなら、将来のある時点で、あなたは今日理解できないようなことに直面するからです。 そして、それはますます早いペースで起こるのです。 私たちは、あなたが思っているよりもずっと先を行っています。

先週、ChatGPTは音声と画像生成機能「DALL-E 3」を製品に実装しました。 これは驚くべきことで本当にエキサイティングですが、もし注目していたなら、このような科学的成果は、実際に製品に組み込まれる18~24カ月前から出ていたことを知っています。 科学界では、まだテクノロジーに実装されていないことがたくさん起こっているのです。 科学の発展という観点では、私たちが思っているよりずっと進んでいます。 また、皆さんが認識しているよりもずっと初期の段階であり、信じられないほどの上昇を始めたばかりです。 非常にエキサイティングなJ型カーブに乗っています。

TransformerがAGIを実現できない理由は何もない


現時点では、2017年に発明されたAI技術の重要な一部であるTransformerが、AGIを実現できないと信じる理由は何もありません。 それは概念的にはかなり魅力的です。 しかし、それは実際には非常に信じられないような方法で実現されていくでしょう。 この部屋にいる全ての人へのお願いは、あなたが理解できない未来を想像することです。 なぜなら、それは必ず来るからです。 しかも、皆さんが生きている間に実現するからです。

現在、市場には主要なAI製品が多数出回っていますが、今ではそれらの製品をいちいち説明する必要もほぼなくなりました。 それほどまでに広く普及しているのです。 ChatGPTなど、皆さんもよくご存知の製品が多くありますよね。 私も数年携わる機会がありましたが、これらは皆さんに使っていただきたい製品です。 もし使っていないとしたら、なぜなのか真剣に考えてみてください。 AIやそれによって私たちの人生がどう変わるかについて強い意見を持っているのに、これらの製品を使ったことがないという人に私はよく出会います。 「どのくらいChatGPTを使っているのか?」と尋ねると、「使っていない」と答え、その理由を聞いても「わからない」と言うのです。

深く掘り下げていくと、多くの人は単に怖がっているのだと思います。 AIを遠ざけて無視していれば、消えてなくなると考えているのでしょう。 でも、そんなことは起こりません。 私たちは皆、自分たちの親世代がテクノロジーを使いこなせないことをからかったりしますよね。 皆さんのご両親の多くも皆さんがしている仕事を説明できないでしょう。 でもそれでいいんです。そこには理由があります。 それは、ある時点でテクノロジーの分断が世代間の溝を越えたからです。 皆さんは、親御さんには使えないデバイスを使いこなせるのです。 それは十分に若い年齢でそれらを学んだからですね。

私は、このテクノロジーをうまく活用する人としない人、さらには活用する企業としない企業の間に生じるデジタル格差を非常に危惧しています。 そうした企業の差は、成功と衰退という形で急速に現れるでしょう。 同時に、このテクノロジーを採用しない人々についても心配です。 では、私たちは今どこに立っているのでしょうか?

AIが急速に進化した4つの理由


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